秋雨&時雨のブログ擬き

限界童貞の徒然なるままに綴った日常譚。

2024-01-01から1年間の記事一覧

諦め、仕事的人生、小市民的な幸福

国家試験のクソみたいな勉強に忙殺されながら、実験のデータをまとめている。12月の医師国家試験受験生が送る生活とは程遠いような実験徹夜生活に苦しんでいる。こんなデータも所詮大半はゴミになる。論文にいつなるのかもわからない、迂遠なテーマに、僕の…

拝啓、ボーイミーツガール(s)

青春とは何だったのか未だに考えてしまう。それは刹那への没頭であると第一義的には考えているが、そうであるならばあの男子校での日々も青い春の出来事として一生懐古されるのだろうか。いや、そんなことはないのだ。当時の僕は、確実に、青春欠乏症に苦し…

彼女を母校の文化祭に連れていく男子校出身者は馬に蹴られて死んじまえ

「彼女を母校の文化祭/運動会に連れていく男子校OB」は極めてニッチな領域に生息している。限界拗らせ童貞を自認するところである私自身はそのような軽薄の極みである行為に手を染めたことは一度もなく、己の潔白をここに主張させていただく。 しかし、世間…

憧れで始めて殺意で続ける

クラクラするような熱射の中で、似合わないスーツに身を包み歩いていた。アスファルトの上でミミズが溶けてしまうような灼熱。来たる8月、陽炎が立ち昇るような8月が今から待ち遠しい。焼けるような炎天下で今すぐ死んでしまいたい。梅雨が明けるまであと…

箱庭への郷愁

箱庭の壁は、いつか破壊しなければならなかった。 かつての自分は、中高あの学園にいながら、どうしようもなく外の世界を欲していた。どうあがいても所詮ただの子供、身分制社会。中高一貫の環境では、やはり鬱屈とした莫大なエネルギーが暴走するもので、同…